デイケアシネマ「チョコレートドーナツ」

 

こんにちは、デイケアスタッフです。
今回の映画プログラムは、スタッフのリクエストで「チョコレートドーナツ」を鑑賞しました。


この作品は、同性カップルと、ダウン症の少年の物語です。
ダウン症の少年マルコの幸せのために、同性カップルのルディとポールが奔走します。
マルコを守るため、世間の同性愛者への偏見と戦う2人の、無償の愛が涙を誘う、アメリカの実話を基にした作品です。

メンバーさんからは、
「偏見、虐待が今でも起きていることが悲しい。とても切ない映画だった」との感想を頂きました。

この映画は「偏見」が大きなテーマとなっています。
依存症も、偏見をもたれることが多い病気であるということで、その日の午後は「依存症に対しての偏見」について、皆で話し合いました。

メンバーさんの発言を紹介します。

「甘ったれ、酒が好きだから飲む、という偏見を持たれる。簡単にやめられるなら、とっくにやめている。一番辛いのは自分」

「依存症について、依存症本人も、その周りの人も正しく理解していない事が多い。その偏見によって責められると、苦しくなり、また飲んでしまう。ギャンブル、薬物も一緒。依存症であることを自分で認め、理解し、早めに病院などに通うことが大切だと思う」

依存症は、意思の強さ弱さは関係なく、飲みたくて飲んでいるわけではなく、やめたくてもやめられない病気であることは、まだまだ周知されていないのが現状です。

それによる偏見が、依存症からの回復を目指す人を苦しめます。

依存症からの回復を目指すなかで、周りからの偏見などにより、辛い思いをされた経験がある方、デイケアには同じような経験により、同じような苦しみを抱えている仲間がいます。

周りからの偏見や、依存症という病気と1人で戦おうとせず、一緒に励まし合い、支え合いながら依存症からの回復を目指しましょう。

デイケアでは、共に歩む仲間を募集中です。
デイルーム見学も可能ですので、ぜひ、お待ちしております。

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