「私は56才 アルコール依存症」後編

 こんにちは、デイケアスタッフです。

前回紹介しました、メンバーさんからの手紙の続きです。


「私は56才 アルコール依存症」後編


この病院には デイケアがあり 朝10:00~15:45まで毎日色々なプログラムがあり 1日をとても有意義に過ごさせていただいています

スタッフと一緒に映画を見て泣いたり 笑ったり 散歩に行ったり 色々なトークをしたり 1日があっというまです(楽しいから1日が早いのです)

今まで家の中にこもって何もしないで朝から酒を飲んで飯も満足に食べないでいたのが いまでは嘘のようです

でも今でも私は酒をやめたわけではやく 減酒の方でやってます

やはり 酒をキッパリ止めるのはまだ無理です

しかし 今は デイケアに行っているおかげで 朝から飲むこともなくなりました

酒を飲む時は 夕方 デイケアの帰り道

缶チューハイを2本買って家に着いてからゆっくり晩酌です

今ではこの2本で十分満足で 夕食もしっかり食べられるようになり 食べおわると 昼の疲れからか けっこう早めに寝るようになりました

私は この手紙から何を言いたいか

一人で家にこもってはだめ

一人で考えこんではだめ

もっと人とコミュニケーションを取りましょう

なるべく朝から酒は飲まないこと

早めに自分は依存症だと気付き 認めることが大事だと思います

(おわり)


以上がメンバーさんからの手紙です。メンバーさんの素直な気持ちが伝わる内容でした。

 

先生からも感想をいただいています。

【滑川先生の言葉】

「デイケアにつながっていただいて、とても嬉しく思っています。つながることの力を私も感じています。メンバーさんもスタッフも笑顔で過ごしている時間の意味がわかるお手紙に元気づけられています。」

依存症と認めることの大変さ、回復へ向かう際の葛藤、1人ではなく、仲間と一緒に回復へ向かうことの大切さがよく分かります。

同じような気持ちを抱えている方、是非、デイケアでお気持ちをお話ください。

気持ちを言葉にし、ほかのメンバーと共感し合いながら、1人ではなく、皆で回復を目指しましょう。



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