依存症家族プログラムCRAFT 〜感想のご紹介〜


こんにちは、キャンパススタッフです。

依存症家族プログラムCRAFT(クラフト)についてご紹介します。

ご家族のお酒、薬物、ギャンブルなどの問題について現状を整理し、今後の対応やコミュニケーションのコツを学ぶプログラムです。

7回を1クールとして実施しています。

CRAFTを受講されたご家族の方から1クールを終えての感想をいただきましたので、ご紹介します。


『感想と変化』

私が、せんだいG&Aクリニックを受診するきっかけは、夫がアルコール依存症で、酔って暴言や暴力行為が前よりもひどくなり、私の体に異変が起きてきたからです。

夫は以前から、なんらかのストレスを抱えた時に発散できず、さらにお酒を飲みすぎると、私の家族に対しても暴言を吐きました。

それは、彼が寝るまで続き、言い足りないと何度も何度も私の寝室に来て暴言は繰り返されました。

それまで2ヶ月に1度だった暴言が、1ヶ月に2回となり、苛立って物を壊すようにまでなり、市や保健所の相談窓口や、電話相談など、様々な機関に相談に行きました。

夫はもう治らない、離婚した方が良いとアドバイスを受けました。

夫は毎日欠かさずお酒を飲みます。仕事を始めてからは、「飲む時間も量もコントロール出来ている、だからアルコール依存症は治ったから通院しなくても良い」と言いました。

後輩からの電話で怒鳴るのはいつもの事でしたが、その矛先は私の家族へと向けられ、罵倒し家から私を追い出したり、喧嘩になると私が悪いと言い、警察を呼ぶことが頻繁になりました。

私は夫が飲酒する姿を見ただけで不安を抱えるようになり、彼が眠るまでは自分は眠ることが出来ませんでした。

ベッドに入っても、いつまた、何か言われるのではないかと寝ていられませんでした。

もう限界だと感じ、ネット検索をし「せんだいG&Aクリニック」に電話しました。

電話口の対応の声は優しく、その日の診療予約は取れませんでしたが、予約した日までもう少し…もう少しだけ頑張ろうと、藁にもすがる気持ちで過ごしていたのを覚えています。

初診日、院内はとても綺麗で完全予約制なので患者さんの目を気にしなくても良く、先生は物腰柔らかで、私が泣きながら話すのを全部頷き、聞いてくださいました。

それまでの私は、自分が悪いのかなとか、悲しい気持ちや、常に希死念慮があり、眠れなくて不安を抱えていました。

薬を処方していただき、帰宅した日は何も考えず眠ることが出来ました。

夫のことを常に1番に考えてきた私は、徐々に自分のことを優先に考えるようになりました。

家族プログラム「CRAFT」では、自分が話したことはスタッフさんは口外しない、話を聞いてくださる、味方でいてくれるので全て話すことができる。逆に、話したくないことは無理に話さなくても良い、感情を我慢しなくても良い、泣いても良い。自分を第一に、もっと大事に自分に時間を費やし自分を褒めてあげる、ハグしてあげる。

以前はよく行っていた温泉、ヨガ、買い物。初めての一人カラオケ、ランチもできるようになりました。

心の余裕が少しずつ出来ました。少しずつ、安心して眠れる日が増えました。

夫のアルコール依存症は、完治はしないと思いますが、家族が巻き込まれずに済む方法を見付け、そこから少しでも生活が改善することを考えることが自分の人生だと思えるようになりました。

先生とスタッフの皆さんに支えていただき、治療を続けたいです。

他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられるのかな。

これからは「LOVE MY SELF」を心がけていきます。

==============================================

ご家族のお酒、薬物、ギャンブルなどでお悩みの方

依存症家族プログラムCRAFT(クラフト)では、

これまでの出来事を一緒に整理し、これからの対応やコミュニケーションのコツ等を学びます。

「どうしたら良いか分からない」

「どうにか現状を良くしたい」

スタッフや、同じ悩みを抱えるご家族と気持ちを共有し、お互いに気づきを得ながら、これからについて一緒に考えていきましょう。

お問い合わせはせんだいG&Aクリニック、キャンパス担当スタッフまで。

ご連絡をお待ちしております。

==============================================

人気の投稿